「日本経済が絶頂期にあった十数年間、銀座の高級クラブで働き、一時期店のママとしても過ごす。
39歳でこの仕事をやめ大学進学の準備を始める。アメリカの大学を目指し留学も経験する。
アメリカ留学時に日米のキャリアウーマン、エグゼクティブ・ウーマンの服装の違いに気付き、日本の女性たちのビジネススーツの格の低さに愕然とする。格にこだわる男性エグゼクティブを数多く見てきて、「プロにとって身だしなみは看板」という銀座時代に叩き込まれた経験から、日本女性の地位を真に上げるには、服装の啓蒙が必須と確信。
帰国後、若い頃身につけた洋服作りを再開し、新しい技術開発のために洋裁学校に通いオートクチュール仕立てを勉強する。同時に既製服の縫製も研究所で習得。
2000年6月にエグゼクティブ・ウーマンの為のオーダーメイド服「SHIMA TAKEDA」をオープン。
銀座で培った独自の視点や、服装術を語る講演なども行う(中国電力主催セミナー「銀座からのスローライフ」など)。
現在、コンサルタント、ジャーナリスト、経営者、大手企業の管理職などの本格派エグゼクティブ・ウーマンを主客に、男性エグゼクティブと対等にわたり合え、講演やマスコミ出演にも堪(た)える知的エレガンスのオーダーメイド・ビジネススーツを作り続けている。
1947年、静岡市生まれ。